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瓜1932 【誰歓RP村】猫の墓守が眠る日【3dエピ】 (10/17 00:00 に更新) rss

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[ログ/メモ/履歴]

>>2:0 夢破れし 美夜子 2d 01回
[またもや見掛けた鰤大根。ほうほうで見掛けるものも、ハマチさんが置いていったのだろうかね。]

 この辺り、これ有名なのかな。
 少し行った場所に親戚達が住んでいるんだけれど、いつも作っているんだよね。

[あたしはちっとも上手く作れないけれど、とにやりと笑ってみせるのです。
やっぱり懐かしさを感じる。あたしの中にいるあいつが知っている匂いなんだから。]
>>2:1 夢破れし 美夜子 2d 02回
 あたしの名前は美夜子。
 不死鳥の美夜子って聞いた事あるかい?
 これでも昔は、ちょいと名の知れたアスリートだったんだよ。

[えへんと胸を張る。
けれどもちょっぴり後ろめたい心。そりゃあお前、もう随分昔の話なんだもの。]

 なーんてね。結局は鳴かず飛ばず仕舞いさ。
 けれども、さ。

[もう一度ぺるのお墓に微笑む。]
>>2:2 夢破れし 美夜子 2d 03回
 いつだって、あいつが慰めてくれたんだ。
 だから何とかやってこれたのかもね。

[脳裏に蘇る光景。
夢まであと一歩というところで・・・・・・
いいや、忘れよう。あいつにそうたしなめられたから。

人からは、ほんの数秒懐かしんだようにしか見えなかったんだろうね。]
>>2:3 夢破れし 美夜子 2d 04回
 けれども、それだけじゃないんだよ?
 あたしの身に起こった事に、ただ一匹・・・・・・ううん、なんでもないさ。
 なに、あいつには感謝しきれないって話だよ。

[最後には苦笑いで誤魔化してみせたりして。

言える訳ないよ。
あの頃とあたしと、今のあたしが違っているだなんて。荒唐無稽すぎて他人様には。
お墓はお墓でも、ここにオカルトは似合わなさすぎる。]

 お墓を作ったの、ハマチさんだったんだね。
 あたしも同じようなもんさ。あの外れのお墓を作ったのは。

[それは誰に向けて言った言葉だったか。
わざとらしさすら感じる風が髪を靡かせるのでした。]
>>2:4 夢破れし 美夜子 2d 05回
 ありがとう。
 おかげで、こうしてあいつにまた会えたんだからさ。**
>>2:11 夢破れし 美夜子 2d 06回
 みんなかぁ。
 泣かせる話じゃないのさ。それだけ多くの人を結びつけたんだよ、きっと。

[おかしそうに笑うのです。
そしてふと思い立ったように。]

 あいつ、何者だったんだろうね。

[ほんと、ただの猫とは思えなくて。**]
>>2:57 夢破れし 美夜子 2d 07回
 陸上のちゅーきょりらんなーってのだったよ。
 あ、ああ。あの頃はね。

[輝いていた、の言葉になぜか一瞬同意を躊躇うのだった。




不死鳥だなんて綺麗なものじゃないもの。
とっくに燃え尽きているのに慣性で動いているだけの、ゾンビですから。]
>>2:58 夢破れし 美夜子 2d 08回
 何、そんな事はどうでもいいさ。

[一つかぶりを振れば。]

 本当に気ままでさ。
 人が泣いてりゃすっと寄ってきて、元気になった時に気が付きゃいなくなってやんの。

[それが猫なのです。**]
>>2:74 夢破れし 美夜子 2d 09回
 猫の恩返しならぬ猫に恩返し?

[なーんて冗談めかして言ってみたり。
こういう話は大好きだ。]

 猫、喋んないからね。ほんとは何に喜ぶのかな。
 猫の気分になって考えてみるか。

[悪戯っぽい笑顔を浮かべれば、そっと脇の隙間道へと滑り込んで。
すっとその場から姿を消すのでした。]
>>2:81 夢破れし 美夜子 2d 10回
[ここは広い墓地。中にはさほど整備されていない区画もあって。そんな場所をずんずん進んでいく。
墓の置かれていない石台をまたぎ、ここには珍しい卒塔婆が倒れ込んでしまっているのを掻き分けた。
気が付けば走り出している。何かに取り憑かれたかのように、二度とは戻らないあの時間を取り戻そうとするように。

いくら進んだでしょう。ふと我に返る時がやって来る。]
>>2:82 夢破れし 美夜子 2d 11回
 こうしていると、子供の頃を思い出すね。

[そう呟けば、またはっとする。]

 あたしって、何者なんだろ。

[美夜子を演じきれないのに、ずっと紛れ込んでいた。
かといって、本物の怪異ともなれなかった。
周りにはいつもと同じ時間が流れていて、誰もあたしには気が付かない。]

 中途半端だねぇ。いつだって勝ちきれなかった、あたしにはお似合いさ。
 結構な事じゃないのさ。あたしはソフトクリームならミックス味が好きだし、だから中距離なんて選んだんだ。

[自嘲的にそう納得させようとした。
けれども、本当は分かっていたのです。]
>>2:83 夢破れし 美夜子 2d 12回
 あいつの姿を、思い出の場所を探していたのは。
 失った時間を取り戻したかったんだって。

 まだ、ちっとも折り合い付けられていなかったんだって。
 へへっ、こりゃああいつも呆れるね。

[ついにはその場へ立ち止まる。

いざ立ち止まってみると、これまで見えなかったものが見えてくる。
こうしてみれば、猫じゃらしって墓場に多い。]

 案外、猫が寄りつくのはこういうのが理由なのかも知れないな。

[猫じゃらしをそっとつついてみれば、猫の毛並みと似た感触を味わえる。]
>>2:84 夢破れし 美夜子 2d 13回
 そういや、あいつと初めて出会ったのは。
 この先のベンチだったっけ。

[暫く走っていたからか、腰がピリリと痛んだ。もう二度とは治す事のできない、この痛み。
そこからはゆっくりと歩を進めた。
そろそろ限界。どこか休める場所を。]

 隣いいかい?

[ベンチに辿り着けば、雨も降っていないのにフードを被った人がいて少し戸惑ったけれども。背に腹は代えられぬと、あまり広くもないベンチに相席するのでした。*]
>>2:93 夢破れし 美夜子 2d 14回
 恩にきるよ。

[言うが早いか座ろうとするが、ほんの数メートルが遠くに見える。
どうやらランニングハイになっていたらしい。古傷の悪化にちっとも気が付かなかった。

大丈夫さ、きっと暫く休めば良くなる。

ゆらゆらと蹌踉めきながらベンチに近付けば。
最後には座りきれずにその場へと崩れ落ち、一度空を掻いた左手でベンチを揺らした。]
>>2:117 夢破れし 美夜子 2d 15回
 あいててて、そう言うなよ。

[ありがたく手につかまれば、何とか腰掛ける様子。自分でも年齢を感じずには居られなかった。

けれども。]

 ふふっおっと失礼。何、ぶっきらぼうな奴だと思ってね。
 いや、助かったさ。

[不躾な物言い。
すぐに猫を被るのを忘れて、それだけが子供の頃と変わらないんだ。]

 あんた、さっきも見掛けたろう?

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